『UCC MOUNTAIN MIST(マウンテン ミスト)』は、
農園や地域を指定したコーヒーの中から、UCCグループのQアラビカグレーダー※のカッピングにより
特に点数の高いものだけをセレクトした、こだわりの業務用スペシャルティコーヒーシリーズです。
コーヒーの専門技能の国際資格であり、正式には「Licensed Q Arabica Grader」。バリスタがコーヒーを淹れる職人を指すのに対し、Qアラビカグレーダーはコーヒーの品質を評価できる職人を指します。SCA(スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準・手順にのっとってコーヒーの評価ができるとQアラビカグレーダーに認定されます。
フレーバー:ミルクチョコレートのような甘い香り
アシディティ:桃や洋梨、柑橘を思わせる酸味
アフターテイスト:ブラウンシュガーのような心地良く続く甘さのある余韻
コロンビア南部、ナリーニョ県のコンサカでFelipe Jacanamijoy氏によって育てられたコーヒー。アンデス山脈地帯の複雑な特殊気候と平均1,500mを超える標高、栄養分の保持力が高い火山灰性の土壌、そして赤道近くの強い日差しが際立ったカップ品質を保ち続けています。ミルクチョコレートのような甘い香りと桃や洋梨、柑橘を思わせる酸味をもつなめらかな質感のコーヒーです。
フレーバー:華やかで甘いフローラルな香り
アシディティ:チェリーやパインを思わせる酸味
アフターテイスト:はちみつやキャラメルのようなやわらかな後口
伝統的な発酵と水洗、品質保持のためのパティオでのゆっくりとした天日乾燥が生み出すはちみつやキャラメルのような心地よい味わいのコーヒーです。生産地域である中米の森林地帯は、コーヒー栽培のために最適な環境であるだけでなく、近年絶滅の危機に瀕するピューマなど大型猫科動物の棲息に適した条件も兼ね備えています。このコーヒーを通じて、生産者へ野生ピューマの棲息地となる原生林の保護などを呼びかけるとともに売上金の一部※を野生ピューマの保護団体である「パンテラ・グアテマラ」に寄付を行うことで野生動物とコーヒー農園の共存を目指しています。
※ポンドあたり10セント
コーヒーカップのなかで、生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されたコーヒーのことです。
…と言ってもちょっと難しいですね。
もともとはアメリカのスペシャルティコーヒー協会(SCAA 今はSCA)によって提唱された、高品質コーヒーの概念で、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)では「生産国においての栽培管理、 収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること」「適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること」「適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる」といった、生産地・加工時・抽出時のそれぞれにおけるポイントをスペシャルティコーヒーの条件として挙げています。
おいしいコーヒーは、昼夜の寒暖差が激しい地域で、コーヒー豆が収縮を繰り返しながら育つことによって、甘味が凝縮、生成されます。そうした場所では、霧が発生することから、スペシャルティコーヒーのブランド名を、MOUNTAIN MIST(マウンテン ミスト)と名付けました。